about us

ここではCraft Team STARSSの活動目的や活動背景を紹介します!

Purposes

活動目的

私たちSTARSSはものづくりの楽しさをより多くの人に伝えることを活動理念とし、人とものづくりを身近に感じてもらうことで「ものづくり」に対するファンを増やすと同時に、子どもたちの創造力を養い、正解のない課題に対して自ら答えを見出す力を育てることを目指しています。また、私たちの活動は持続 可能な開発目標(SDGs)に沿った新たな価値を提供できると考えています。私たちが成し遂げたいのは、現在、活動の中心として行なっているローラーコースターの設計・製作を 通じて、ものづくりを中心としたエンターテイメントを実現することです。設計・製作の様子をSNS等で発信することや地域・学校でのイベント活動を実施することでものづくりの魅力を伝え、ものづくりへのハードルを下げより多くの人へ楽しさを伝えます。これにより、子どもたちが自らのアイデアを形にする力や他の人と協力しながら諦めずに挑戦し、成し遂げる力を育成します。それに加え、子どもたちだけでなく、より多くの人がものづくりへの興味を持つことで日本の産業界をより活発にすることを目指しています。学生ならではの視点でものづくりを発信することで、より多くの人にその魅力を伝え、新たな価値を創造します。また、私たちの活動はSDGsの「質の高い教育をみんなに」や「産業と技術革新の基 盤を作ろう」に貢献しています。*1 これにより、持続可能な未来に向けた技術革新と人材育成の両方を実現することを目指します。

Background

活動背景

STARSSの活動は、学校の文化祭で「何か面白いことをしたい」そのようなきっかけから始まりました。有志団体として学校でローラーコースターを製作していく中で、ものづくりの楽しさ・学びに気づいていきました。自らのアイデアを形にする創造力、問題などが発生した際に原因を追究し解決する課題発見・解決力、チームでの製作活動を通してのチームワーク、そして製作活動に積極的に取り組む主体性。これらのことをものづくりから学びました。このような経験を通して、より多くの人にものづくりの楽しさを知ってもらい、私たちが経験し学んだことを体験してほしい、ものづくりに触れる場をもっと増やしていきたい、そのような想いが本活動の背景です。近年、「人生 100 年時代」という言葉をよく耳にすると思います。今後、これまでの時代よりも定年年齢が延びたり、細々と働き続けたりと、働く期間が⻑期化することが予想されます。そのような状況下において今後は人が100年間生きることを前提とした人生設計が必要になるとロンドン・ビジネススクールの リンダ・グラットン教授とアンドリュー・スコット教授が論じました。*2人生100年時代においては、新しいイノベーションや課題解決できる人材が求められているのです。そこで必要となるのが、「社会人基礎力」です。社会人基礎力とは、職場や地域社会で活躍し続ける上で必要な基礎的な力として2006年から経済産業省が定義し、大学を中心とした教育界から、企業などの産業界への円滑な移行を目的として制定されています。この社会人基礎力というのは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の 3 つの能力(12 の能力要素)から構成されています。*3 この3つの能力はまさに、私たちがものづくりを通して伸びた能力だと考えます。つまり、ものづくりを通して答えのない課題に挑むことで年齢に関係なく、楽しみながら社会人基礎力を養うことができるということです。社会人基礎力は、社会人になってからではなく、学生時代やそれよりも若い時に身につけておくことが重要となっています。よって、年齢に関係のない「ものづくり」は、社会人基礎力の育成に非常に有用な手段の一つであると言えます。このような社会的な背景と、私たちSTARSSの活動が提供することのできる社会的な価値が一致していると考え、現在活動を続けています。

*2 Raifu shifuto: 100nen jidai no jinsei senryaku. (2016). 日本: 東洋経済新報社.