ここでは今までの活動記録や製作資料、図面などを紹介します!
Introduction
活動年表
2020年度、小山高専で開催された「工稜祭」にてローラーコースターの活動が始まりました。続いて次年度も制作を行ないましたが、工稜祭側から乗車許可が出されず、一般の方々を乗せることはできませんでした。
そして2022年度、三度目となる工稜祭で製作したコースター「Eagle」でついに一般人を対象とした有人運行が実現し ました。その成果は素晴らしく、2日間の運行で180人以上もの方を乗せることができました。ご来場いただいた方々からはもちろん、学校側の教員の方々からも多くの賞賛の声が寄せられ、大好評で工稜祭は幕を閉じました。
規模は年々拡大し、2020年度の総予算が約7万円なのに対し2022年度の予算は60万円を超え、工稜祭2022では栃木県の地方新聞
「下野新聞」からの取材があり、新聞への掲載が実現しました。
さらには、2022年度製作の「Eagle」では小山高専の教授などから、保存や工稜祭以後の活動ができないかと の話が提案されました。検討された結果、私有地を貸してくださる心優しい方の協力が得られ、作品の保存が可能になり、後の円滑な活動の実施ができました。
加え、小山高専OBの方等が運営する企業などから協賛の話がかかり、小山市内でのイベント「おやまいち」への参加が決定しました。
2022's Work - Eagle
2022年の活動は3年間の集大成となる出来に仕上がりました。昨年のメンバーは20人ほどでしたが、今年度は6人と少数精鋭で活動し、夏期休暇の時間ほぼ全てを費やせ、数万円にのぼる費用を負担できる人だけを正規メンバーに迎えました。
もちろん、参加メンバーの各ご家族や学校のクラスメイトなど、作業の手伝いや物資の運搬などを手伝っていただいた方々はたくさん居ます。そのような心優しい人たちの助力もあり今回の製作は大成功となることができました。また、企業からの支援も手厚く、規格工業様にはボルトナットの提供を、小山鋼材様には鋼材の購入及び提供を、小山高専のOBの方々には構造や製作予定の組み立てのアドバイスをいただきました。
「Eagle」の設計は5月から始まり、設計初期段階から環状型・ウィンチでの巻き上げ機構の実装は決まっていました。この時点で昨年から大きく進化し、高難易度なものを作ることが計画されていました。設計を進める中でカーブにおけるカントの実装や、三次元的旋回に対応するためのカートの考案など、構造の検討にはかなりの時間を費やしました。
夏休みの製作は昨年の三倍以上の期間にわたって合宿製作を行いました。しかし、規模や新規計画の遂行などで休暇期間中に完成させることができず、完全な状態での走行が確認できたのは工稜祭一週間前でした。
度重なるトラブルを乗り越え、ついに工稜祭当日の午後有人での運行が達成されました。工稜祭2日目では後輪が歪むトラブルがあったものの、午後には運行を再開でき、二日間で合計180人以上もの方々にご乗車いただきました。
以下の画像はCADソフトのスクリーンショットで、その他の写真は製作中のスナップショットや記念写真です。